ネット句会Q 自由律俳句も定型俳句も
  • 投句数:20
  • 選句数:22
お題
雑詠Q vol.14

【初めて参加されるかたへ】
 … ルール・参加方法 他

【開催期間】
投句の締切:6月25日(土)21時
選句の締切&結果の発表:7月2日(土)21時
順位得点選句作品
15
あじさいを活けて静かな台所
【蘭子】さん
この季節は雨が多く雨の日の台所を想像しました「あじさいを活けて」が良いですね。花が明るさを運んでくれて一人の時を楽しんでいる様子が伝わります。
24
焦げたパンじっと見ている裸の子
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反戦の一つのかたち平泳ぎ
【豆腐太郎】さん
「平泳ぎ」の中に「反戦」のイメージを見出だした着想に、はっとさせられました。この俳句を読んだ上で、スイマーがゆるやかに平泳ぎでプールを往復している様子を想像してみると、堂々たる祈りの姿のように見えてきます。
【壱心】さん
平泳ぎの手前で切れているとみなすと面白いかな、と思いました。一つのかたちということが提示されているだけで、それがなにかはゆだねられている、と。下五に続けてそれが「平泳ぎ」だとみなすこともできるでしょうし、それぞれが思い描く「かたち」を、それぞれの心に想起させるようにできているように思えて、好きでした。
【しま】さん
平泳ぎの水を掻く力強さとか、水の抵抗感とか、「反戦」に不思議とよくあっているような気がします。
24
指切りはしない約束百日紅
【あるきしちはる】さん
百日紅は猿さえも滑り落ちてしまう木。
約束は、必ず守れる・守られるとは限らない曖昧なもの。
百日紅も、約束も、どんなにしがみつこうとしても腕からつるつると滑り落ちていく。
だから約束をするときに、指切りはしないと決めてしまったのだろう。
約束はあてにならないものなのに、「針千本」なんてリスクが高すぎるもの。
【東子】さん
〈指切りはしない約束百日紅〉
なんと言っても〈指切りはしない約束〉が面白いのですが、その約束さえ守られないような予感があります。それは〈百日紅〉のせいです。何しろ、スベリますから。そう読んでいきますと、チリチリした花の様さえ、小さな裏切りを思わせます。
24
[No.13] 1点3 衒叟さんの作品
炎帝や正義の如きカツカレー
【出楽久眞】さん
「夏こそカレー」夏にCMで繰り返されます。納得させられる思いと、そりゃほんまかいなと思う気持ちと、正直半々なのですが、そんな気持ちを「正義のごとく」と詠むことで論破。うまいなぁと感服いたしました。そして、単なるカレーでなく、カツカレーなのも、「勝つカレー」の語呂合わせに、正義を主張してて楽しい。
「真夏の暑さにゃ、カツカレーしかないやろ?!どないや?なぁ。」大盛りのカツカレーがそう問いかけてくるようです(笑)。
63
[No.18] 1点2 華女さんの作品

ラムネ玉遠き昔を透かし見る
72
[No.2] 1点1 朝倉洋一さんの作品
降ってこい傘の足りない僕たちへ
【北大路京介】さん
降って欲しいのは雨なのだろうか。
雨でちょっとしたパニックになるのを望んでる。
または男女がいて、相合傘をしたいという句にも思える。
雨でなく爆弾や長距離弾道ミサイルだとしたら、平和ボケしてる国民に国防の大切さを訴えるような句になるのか。
72
[No.3] 1点1 しまさんの作品
発光の途中ほたるに戻りけり
72
[No.8] 1点1 菊池洋勝さんの作品
残すなら先に取り分く夏の昼
72
[No.4] 1点1 東子さんの作品
六月のカレンダー浮いている
【あるきしちはる】さん
カレンダーを浮かせているのは『奇麗な風』でしょうか。
自分の中では百日紅の句が特選だったのでいただけませんでしたが、この句も気になる句でした。
111
[No.14] 1点0 御泉水さんの作品
空気泣くごとくに夏の雨の降る
111
[No.19] 1点0 八萬星さんの作品
塞翁が馬のへたばる暑さかな
111
[No.10] 1点0 蘭子さんの作品
ウィンドーの麻のジャケット海の色 
111
[No.6] 1点0 関屋さんの作品
十八の夏輝かすこの一葉
111
[No.5] 1点0 出楽久眞さんの作品
裏返る豆腐屋ラッパ夕焼け雲
111
夜勤明け黄色い百合が天仰ぐ
111
[No.1] 1点0 壱心さんの作品
途切れなき呼気のリズムや山滴る
111
五月闇森の粘菌じゅるじゅるり
111
[No.11] 1点0 厚揚さんの作品
誰かの泣き声を消した雨が止んで行く
200-
縮み布や腰骨の張り強きかな

選句して頂いた方
22名